マツダAZ-1 だんだん消えていく事件

2007/07/15




2005年7月の車検の時
その頃結構オルタネーターベルトが鳴き出していたので
ベルトを交換することにした。
1993年型なのでその時点で12年落ち、
少なくとも2000年に購入してから5年間一度も交換してなかったため
ベルトがへたったのであろう。
ごく普通に交換、対処した。

それから5ヶ月後の2005年11月、交換して1,200km程走行後、
またしてもベルトが鳴き出してきた。
しかしベルトもまだ新品同様、張りも問題なかったので
たまたまかと思った。気温や湿度の影響?
それほど気に留めることもなく走り続けていたところ、
そのうち鳴きも小さくなってきた。

しかしある小雨の夕方、事件は起こった..

その日は鳴きもおさまり、出先から家に帰る途中
横浜新道で「やっぱりAZ-1はいい加速をするな」と堪能していた。
・・心なしか1本ワイパーの動きが遅いような気もするが・・
気のせいだと思った。
(基本的に雨天未使用のため、ワイパーの動きをあまり見たことがない)

新道を降り、メーターパネルを見ると、
・・何だかメーターパネルの照明が暗いような・・
まあ古い車だし照明もへたってきたかな、と思い
あまり気に留めなかった。

そのうち今度はカーステの音がブチブチ途切れるようになって、
最終的にカーステが止まってしまった。
シーーン
電源スイッチを押してみても、ウンともスンとも言わない。
何だこの症状は?カーステの電源が落ちるなんて珍しい。

・・このあたりでようやくハッと気付いた。
「もしや・・オルタネーターが充電していないのでは!?」と。

きっとそうだ、思い当たるフシは有り過ぎ笑
ワイパーの動きが遅いのもそうだし、
メーターパネルの照明はもう風前の灯である。
きっとヘッドライトも・・ポワッとしか光ってないのだろう。

こ、これはやばい、家到着までまだ4km近くある、
何とか持ってくれ、エンジンの火よ飛び続けてくれ・・
きっとエンストしたらアウトだろう、
この電圧だともうセルは回らない。
火弱ってエンストしないよう信号待ち時は吹かし目にして・・
いやいやあまり吹かすと火いっぱい飛んで早く電気なくなってしまう!
どうすればいいの!?
久々に手に汗握った。

そうこうしているうちに何とかギリギリ家に到着した。
無事車庫入れしてエンジンを切る。
何とか助かった..
試しにセルを回してみると・・案の定「ンキュ・・」としか反応しない。
エンストしていたら最後であった。

エンジンルームを開けてみる。
臭い。ベルトが摩擦で焼けた匂い。
オルタネーターベルトを触ってみると、張りは完全になくなっていた。
伸びて空転していたのであろう。

翌日、知合いの日産の方に連絡して、
ピットに入れるべくローダーで引き取りに来てもらった。
その時だけ充電済のバッテリーを搭載して自走し、積んだ。

ピットにてついでに各部点検してもらったところ、
ヘッドからのオイル漏れが激しいこと
(以前からかなり車体下に垂れていたため認識はあった)
今後も乗り続けるならここらでタイミングベルトやウオーターポンプを
交換しておいた方がよいこと、等から
エンジンを下ろして全部やってもらうことにした。
クラッチカバー、ディスク類も全部新品へ。
エンジンマウントブッシュも新品へ。
(最近入りづらかったギヤ3→2速もとても入り易くなった)
4輪のショックアブソーバとガルウイングドアのダンパーも交換した。

修理して4ヶ月程経った後、
またしてもベルトが鳴き出してきた。
このことからもうベルト自体の問題ではない、
・オルタネーター自身が死に始めていて、回りづらくなっている
・ベルトのプーリー表面が消耗し擦り減っている
等の理由が考えられるため、
この際丸ごとオルタネーター&プーリーを新品へ交換してもらった。
(また日産へ)
プーリー表面も見せてくれたが、目視で分かる程段差ができていた。

その後1年半程経ったが、今度は症状は発生していない。
好調を維持している。

古い車のため、それなりに修理発生や出費は覚悟せねばならない。


写真
ローダーで運ばれる図。
元気になって帰って来い。







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