GTR125-二次空気流入1

購入から3年2ヶ月、現在走行3万4千km。
しばらく快調に来てましたが・・

久しぶりにグズりだしました。
冷間時ブスッバスッとミスファイアしてアイドリングが効きません。

素朴なところからプラグ交換、エアクリーナーチェックを行いましたが・・症状は変わりません。

だいだい症状から察すると、吸気マニホールドのどこかに隙間が開いて二次空気を吸っている模様。

主な症状

1.冷感時ブスブス調子悪い。（→ガス薄いから）

2.冷感時揺れるとエンジン止まる。
センタースタンド外して着地の瞬間とか。（→揺れて隙間が大きくなる？）

3.ミスファイアすると直接「プシッ」と失火音が聞こえる。（→隙間からダイレクト）

4.冷間時アイドリングは不安定だが、回転を上げると何ともない。（→隙間以上に流速が上がって混合気を吸うのだろう）

5.暖まると何事もなかったように走る。（→多少薄くても平気）
かえってエンジンが調子いい位に軽やかに回る．．（→吸入抵抗がないから）

6.何だかやけにやかましい。（→隙間から爆発音漏れ）

7.エンジンブレーキが効かなくなる．．（→吸入抵抗がないから）

8.燃費が異常に伸びる．．（→ガス薄いから）

ということで久しぶりにトランクボックスを外して見てみました。
トランクボックスはナット4本を外すだけで取れるので簡単。

案の定インテークマニホールドの締付がユルユルガバガバ。キャブがグリグリ動いてしまいます。

締付バンドはこのままだとカラーが入っていてこれ以上締め付けられないので・・

カラーを外して締め込んじゃいました。

早速試走しましたが・・

一瞬良くなったと思われましたが、まだ症状は残ってます。

こりゃマニホールドのゴムがへたりきっているかな・・交換しないとだめかな．．

さてここで問題です。GTR125は並行輸入車のため部品の入手が少々困難です。

ここで懲りずに日本のシグナスX用のマニホールドを注文。さてGTR125に合うか！？

シグナスX用のマニホールドを得て、翌々週に再チャレンジ。

今日はAZ-1がエアコンパンクで入院中のため(T_T)、整備場所が広く使えます。

車庫にAZ-1の跡が付いてるのが笑う。（10年近く鎮座してます）

買ってきたシグナスX純正部品。ガスケット類、専用ナット等一式用意したぞ。全部で3千円位。

お、今回はシグナスX用の部品いけそうだぞ。形一緒。

以前自分で壊したオートチョークユニットをシグナスX用買ってきた時には形が合わずに撃沈したが．．（8千円位したのに．．）

マニホールドは一見ちゃちいゴム製で全部できてるように見えるが、中を見るとちゃんとアルミ製でしっかりできているようだ。
・・但しチューニングメーカが見るとこりゃポート研磨しないとだめと言われそう？(^ ^;)

早速マニホールドを外すためホースを外していくと・・驚愕の事実が判明。なんじゃこりゃあ！

ホースが割れてます．．

ここから空気吸ってたのか．．

さてこのホースは何のホース？　つかホースがつながってるこの物体は何？？
昔のシンプルなゴリラやRZ350にはこんなもんなかったぞ。

いそいそとまたヤマハホームページのパーツリストで調べると・・どうやらこれは「フューエルポンプ」らしい。そうかガソリンタンクが足元の下に付いてるので、ポンプで上げないとだめなんだな。

電磁式ではないようなので、吸気の負圧で上げてるのか。つーことはこのホースが完全に切れちゃうとガソリン上げられないってことじゃん。そりゃまずい(^ ^;)

だからガソリンが不足気味でキャブフロート油面が低くてバイクが揺れた時エンストするのかもしれない。（勝手に想像）

ホースは想定外だったので買ってきてません。ということで家にあったタイバンドとタイタックテープ？（自己融着テープ）を使って無理矢理応急処置。・・シロウトっぽい(^ ^;)

その後試走したところ・・完全に直りました。
グズり一切なし。
笑うエンブレガンガン効くようになった。(^ ^;)
得意のアフターファイヤーも復活。（抜けがいいためパンパン出る）
ひとまず一件落着。

さてそのホースですが、純正買ってきてまた切れたらかなわんので、ホームセンターで強化耐油ホース買ってきました。
これをいずれ入れるつもり。しばらくはせっかくタイバンドで自作したのでこのままでいこう。(^ ^;)
（おわり）